こんにちは、トラッシュボックスです。
ショーケースの冷えが悪い、もしくは冷えないという声をよく耳にします。
前回、フィルターのチェックをして下さいと記事にも載せましたが、冷えない原因は勿論それだけではありません。
なかにはフィルターのないショーケースもあります。今回持ち帰ってきたショーケースもフィルターがないタイプでしたので、機械室のカバーを開けてみました。原因は…..、
凝縮器のファンでした。長年のゴミやらホコリやらがびっしりで、完全に回っておりません。このまま使い続けると、機械室にこもった熱が出て行かず温度がどんどん高くなり、最終的にはコンプレッサーが過剰な熱を帯び、やがて壊れてしまいます。
年式は古いものの、幸い他の部分は動いていそうなので、ファンを交換して様子を見てみましょう。

この扇風機みたいのが凝縮器ファンです。これで機械室の排熱を促します。

古いショーケース等はビスが錆びていて外れない場合があります。そうなるとかなり大変です。錆止めスプレー等を駆使して気合で外すしかありません(-_-;)
時間はかかりましたが、なんとか取り変えることが出来ました。
あとは、配線を繋ぐだけです。

間違えないように事前に写真で撮っておいて、それを見ながら配線を一本ずつ切断して圧着。気分は爆弾処理班ですwwこれでいけたのではないでしょうか？電源オン！！

うん、爆発もせず元気に動き出しました(笑)ファンも回ってしっかり排熱もしてくれています。無事蘇ってくれましたね！

ただ、古い厨房機器は部品の供給が終わっていたりもするので症状が分かっても直せないことがよくあります。
なので、冷えが悪いのは当然ですが、冷え過ぎるというのも異常のサインです。少しでも違和感を感じたらすぐに点検してもらうようにしましょう！気づくのが早ければ早いほど直せる可能性が高くなります。
厨房機器ありきの飲食店ですので、たまにはキッチンのパートナーたちにも気をかけてあげて下さいね(∩´∀｀)∩